歯牙障害 - 交通事故弁護士なら大阪のクオレ法律事務所

歯牙障害

歯牙障害に関しては交通事故によって歯科補綴を加えた歯の数によって後遺障害の等級が決まります。
歯科補綴を加えたものとは、現実に喪失または著しく欠損した歯牙に対する補綴を言います。
3歯以上で14級、5歯以上で13級、7歯以上で12級、10歯以上で11級、14歯以上で10級となっています。
歯牙障害については、裁判例では、労働能力喪失を否定し、逸失利益を認めない傾向にあります。
ですので、保険会社との示談交渉で、歯牙障害に関して後遺障害逸失利益を認めさせることは極めて難しいと言えます。
ただ、逸失利益性が否定される場合であっても慰謝料増額事由として考慮されるケースも多くありますので、粘り強く交渉していく必要があります。
また、「歯牙障害において、障害の具体的内容・程度と、被害者の現在の職業、将来就く蓋然性のある職業、年齢などを考慮して、具体的に労働能力に影響があると認められる場合には、当該事案に適した労働能力喪失率を認めることができると思われます。また、仮に、労働能力喪失を認めることができないとしても、やはり、現に残っている機能障害の内容・程度、被害者の職種、年齢等の諸事情を考慮して、後遺障害慰謝料において、十分配慮することが相当でしょう。」(2005年版赤本下巻P93)との見解にもあるとおり、労働能力喪失がまったく認められないわけではありませんので、個別事情の慎重な検討が必要なことは言うまでもありません。

歯牙障害のページ